セックスしたい

2020年02月09日

ああ、セックスしたいな~と24時間中ほぼ半日はそんなことを考えている、と言ったら
「ああ、お菓子食べたいな~と俺もずっと考えているよ」
と、大の甘党である友人の佐倉くんが塩昆布をぼそぼそ食いながら答えた。
セックスにはあんまり興味なさげな佐倉くんと、別に3食ともコンビニおにぎりでいいやと思っているほど食には無頓着な僕。どうしてこうも違うのだろう。
別に僕はお菓子を食べたくないわけではないし、食べたくなったら普通にコンビニで買ってくる。しかし、セックスはそうもいかない。出会い系サイトに援助目的の女の子はずらりと並んではいるが、コンビニのレジでピッ!としてもらうように簡単にセックスできる女の子が手に入るわけではない。実際に、僕もこまめに出会い系サイトでやらせてくれる女の子を探しているが、悲しいくらい音沙汰がない。供給が足りないのだ。
セックスなら出会い系
「それでも、風俗行ったらそれは何とかなるだろ?」
と、佐倉くんがスルメイカをかじりながら言う。確かにそれはそうで、財布との相談にはなるが、毎日風俗に通えるくらいの財力があれば僕の12時間セックスしたい願望も叶えられないことはない。
そう考えると、医者から体質の問題で糖分の摂取を制限されている佐倉くんは地味に苦しいだろう。コンビニに彼の大好きな〇ントリーマアムが並んでいても手を出すことは許されないのだから、僕にしてみれば、まんこをおっぴろげて「ヘイカモン!」とアピールしている女の子を前にして、チンコを挿れられない状況に似ている(そんな状況は間違ってもありえないが)。
「でもまあ、病気が治ったら思う存分〇ントリーマアムを食うことを楽しみにできる生き甲斐はあるな」
そう言って佐倉くんは笑っていた。そうなのだ。僕もセックスに制限をかけられている状況だと思えばいい。そうして、出会い系サイトでセックスにたどり着けた時は無上の喜びを得られるに違いない。
「さて、セフレと待ち合わせしているから俺、帰るわ」
そんな病気持ちでありながら、3人のセフレと毎日のようにやりまくっている佐倉くん。俺はコンビニで〇ントリーマアムを大人買いして食いまくった。立場が逆ならなあ。
割り切りの出会い
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